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正月飾りのお焚き上げ|意味・時期・処分方法・NGマナーを完全解説

2026年1月21日

正月飾りのお焚き上げ|意味・時期・処分方法・NGマナーを完全解説

正月飾りの片付け時期が近づくと、正月飾りのお焚き上げについて調べる方は少なくありません。

正月飾りやお焚き上げの意味がはっきりしないまま、いつまでに行えばよいのか、どこで対応できるのかといった実務的な情報を求める場面も多いでしょう。

あわせて、正月飾りとどんど焼きの違い、自宅で処分する場合のやり方、ゴミとして捨てても問題ないのかなど、現実的な疑問が重なりやすいテーマです。

さらに、正月飾りは使い回しても大丈夫なのか、お焚き上げできる物とできない物の線引きに迷い、気持ちよく手放せないと感じることもあります。

この記事では、決まった作法を押し付けるのではなく、地域差や家庭の事情を踏まえながら、正月飾りの処分で迷いやすいポイントを整理し、納得して行動できるよう丁寧に解説していきます。

【記事のポイント】

  • 正月飾りとお焚き上げの意味が分かる

  • 片付け時期と地域差の目安がつかめる

  • 神社やどんど焼きなど処分方法を選べる

  • 自宅処分やゴミ出しの注意点が整理できる

正月飾りのお焚き上げに関する基礎知識

  • 正月飾りの意味を正しく理解する

  • お焚き上げの意味と由来

  • いつまでに行う?時期の目安

  • 正月飾りとどんど焼きの関係

  • どこでできる?主な方法を整理

正月飾りの意味を正しく理解する

正月飾りの意味を正しく理解する

正月飾りは、単なる季節の飾りではなく、年末年始に家へ迎える年神様・歳神様のための目印や、神様が滞在する依り代として扱われてきました。

門松、しめ飾り、鏡餅が代表格とされ、玄関や神棚、床の間などに飾るのが一般的です。

飾りには、清浄を示す結界の意味合いを重ねる地域もあります。

ここで押さえておきたいのは、正月飾りが「迎える」「留める」「守る」という複数の役割を重ねている点です。

たとえば門松は、家の外から神様を招き入れる目印として語られやすく、玄関脇など入口付近に左右一対で置く形が多く見られます。

しめ飾りは、神聖さを示すしめ縄(注連縄)を中心に、紙垂(しで)や裏白(うらじろ)、ゆずり葉などを添えることで、清浄な場所であることを示し、外からの穢れや邪気を遠ざける意図が込められると説明されます。

鏡餅は、古くから鏡に神様が宿るという考え方と結びつき、神様の依り代として室内に据える飾りとして捉えられてきました。

また、飾りごとに役割が異なります。

門松は神様を迎える目印、しめ飾りは清めと結界、鏡餅は神様の依り代という捉え方が広く知られています。

意味を理解しておくと、片付けや処分の場面で「なぜ丁寧に扱うのか」が腑に落ち、迷いが減ります。

正月飾りの期間感にも地域差があります。

一般に、元日(1月1日)から1月7日までを大正月、1月14日〜16日頃を小正月として捉え、年末の準備から1月下旬まで行事が続く地域もあります(出典:飯田市「正月行事」)。

こうした暦の捉え方を知っておくと、松の内や小正月、どんど焼きといった言葉が、単なる日付の話ではなく「年神様を迎えて送り、日常へ戻る節目」を示すものだと理解しやすくなります。

飾りを丁寧に扱う理由

正月飾りは、単なる季節のインテリアではなく、区切りと感謝を形にする存在です。

処分は「捨てる」ではなく「役目を終えたものを納める」という感覚で進めると、方法を選びやすくなります。

「丁寧さ」といっても、特別な作法を完璧に再現することが目的ではありません。

たとえば、飾りを外すときに乱暴に引きちぎらない、埃や汚れがひどい場合は軽く払ってからまとめる、濡れている場合は乾かしてから袋に入れる、といった配慮だけでも扱いは大きく変わります。

こうした小さな所作は、神様への礼儀という意味合いだけでなく、家の行事をきちんと締める「気持ちの整理」にもつながります。

さらに、しめ飾りには針金やプラスチック部品が含まれることがあり、門松はサイズが大きく運搬が難しい場合もあります。

丁寧に扱う意識があると、後で分別や持ち込みが必要になる場面で慌てにくくなり、結果として処分の手順もスムーズになります。

お焚き上げの意味と由来

お焚き上げは、役目を終えた正月飾りやお札・お守りなどを火で焚き、感謝とともに納める考え方です。

地域によっては小正月や節分の前後に社寺で行われ、正月飾りを焼納する風習が続いています。

火で焚く行為には、清める、天へ送り返すといった意味合いが重ねられてきました。

実際の運用は地域差が大きく、宗教的な厳密さよりも、年中行事としての性格が強いケースもあります。

お焚き上げが「火」を用いるのは、燃やすこと自体が目的というより、火の力で穢れを祓い、役目を終えたものを区切るという発想が背景にあるためです。

実際には、社寺の行事として行われる場合もあれば、地域の行事としてどんど焼き(左義長、とんど焼きなど呼び名はさまざま)と一体で行われる場合もあります。

いずれも、正月飾りを片付ける「出口」として機能しており、年神様を迎える行事を締めくくる役割を果たします。

ただし、お焚き上げは「何でも燃やせる」仕組みではありません。

安全面や環境面の配慮から、受け付ける品目を限定していることが多く、金属・プラスチックが多い飾りや、一般ごみ・粗大ごみは対象外となるのが一般的です。

お焚き上げを利用する場合は、社務所の案内や現地掲示を確認し、持ち込める範囲を把握しておくと安心です。

なお「やらないと不幸になる」といった決めつけは避けたほうがよいでしょう。

現代では生活環境や居住形態も多様で、神社へ持ち込めない事情もあります。

大切なのは、できる範囲で失礼がない形に整えることです。

たとえば、行事に参加できない場合は、自宅で塩で清めて包み、自治体ルールに沿って分別して出すといった選択肢も考えられます。

最終的に目指すのは、形式の優劣ではなく、役目を終えたものを雑に扱わず、感謝の気持ちで手放すことです。

そう捉えることで、地域差や事情の違いがあっても、納得感のある形で正月の片付けを進められます。

いつまでに行う?時期の目安

いつまでに行う?時期の目安

正月飾りを片付ける時期を考える際、多くの方が迷うのが「いつ外すのが正しいのか」という点です。

その判断軸として広く用いられているのが、松の内と鏡開きという二つの節目です。

これらは単なる日付の区切りではなく、年神様を迎えて送り、日常へ戻るための伝統的な時間の流れを示しています。

松の内は、年神様が各家庭に滞在すると考えられてきた期間を指し、この間は門松やしめ飾りを飾っておくのが基本とされます。

松の内が明けることで年神様がお帰りになるとされ、そのタイミングで門松やしめ飾りを外す、という考え方が広く知られています。

ただし、この期間は全国一律ではありません。東北・関東・九州の多くの地域では1月7日まで、関西では1月15日までを松の内とする例が一般的です。

これは江戸時代以降の暦や地域文化の違いが背景にあると説明されています。

鏡餅については、松の内とは別に鏡開きという節目が設けられています。

鏡開きは、神様の依り代として供えていた鏡餅を下げ、割って食することで無病息災を願う行事です。

関東では1月11日が広く知られていますが、関西では1月15日や1月20日とする地域もあり、京都の一部では1月4日という例もあります。

こうした違いは、地域ごとの年中行事や神事の流れによるものです。

時期の全体像を把握するには、まず自分の住んでいる地域での松の内がいつまでかを確認し、その後に鏡開きの日を目安として考えるのが分かりやすい方法です。

文化庁が公開している年中行事の解説でも、松の内や小正月の時期が地域によって異なることが紹介されています。

項目 目安の時期 地域差の例
門松・しめ飾り 松の内が終わる頃 関東は1月7日まで、関西は1月15日までが多い 
鏡餅 鏡開き 関東は1月11日、関西は1月15日または20日 
焚き上げ行事 小正月の頃が多い 1月15日前後に行う例が多い 

こうして見ると、正月飾りの片付け時期には一定の目安はあるものの、厳密な正解が一つに定まっているわけではありません。

大切なのは、地域の慣習や家庭の事情を踏まえつつ、年神様を迎えた行事をきちんと締めくくる意識を持つことだと言えます。

正月飾りとどんど焼きの関係

正月飾りとどんど焼きの関係

正月飾りの行き先として多くの人が思い浮かべる行事が、どんど焼きです。

どんど焼きは、小正月の頃に行われる火祭りで、正月飾りや書き初め、お守りなどを焚き上げる行事として全国各地に残っています。

ただし、その呼び名や実施方法は地域によって大きく異なります。

名称の例としては、左義長、とんど焼き、どんと焼き、さいの神焼き、鬼火焚きなどが知られています。

これらはいずれも、正月行事の締めくくりとして火を用いる点では共通していますが、実施日や儀礼の内容、参加の仕方には違いがあります。

たとえば、地域の子どもたちが主役となる場合もあれば、神社や自治会が主体となって静かに行われる場合もあります。

正月飾りをどんど焼きで焚き上げる意味合いとしては、年神様を迎える目印として役目を果たした飾りを、炎や煙とともに天へお見送りする、という説明がよく用いられます。

また、行事の火で餅や団子を焼いて食べる風習があり、これを口にすると一年を無病息災で過ごせるといった民間信仰も語り継がれてきました。

こうした側面から、どんど焼きは単なる処分の場ではなく、地域の人々が集い、新年の無事を願う行事としての性格を持っています。

一方で、注意しておきたいのは「どんど焼きに持って行けば何でも燃やせるわけではない」という点です。

近年は安全管理や環境への配慮から、受け入れ品目を厳しく制限する主催者が増えています。

プラスチックや金属が多く含まれる正月飾り、家庭ごみや大型の物は受け付けてもらえないケースが少なくありません。

そのため、参加する前には現地の案内掲示や自治会・神社の告知を確認し、持ち込み可能な物を把握しておくことが大切です。

どんど焼きは、正月飾りを丁寧に手放すための有力な選択肢の一つですが、地域や年によって実施されない場合もあります。

その場合は、神社でのお焚き上げや自宅での清め処分など、別の方法を検討することになります。

正月飾りとどんど焼きの関係を理解しておくことで、自分の住む地域に合った無理のない片付け方を選びやすくなるでしょう。

どこでできる?主な方法を整理

どこでできる?主な方法を整理

正月飾りをどこで、どのように手放すかは、住んでいる地域や生活環境によって現実的な選択肢が異なります。

あらかじめ主な方法を整理しておくことで、「いつの間にか処分時期を過ぎてしまった」「持って行ったが断られて困った」といった事態を避けやすくなります。

正月飾りの代表的な手放し方として挙げられるのは、神社・寺院での焼納、地域行事であるどんど焼きへの持ち込み、そして自宅での簡易的な清めを行ったうえでの処分です。

まず、神社や寺院での焼納は、多くの人が最初に思い浮かべる方法でしょう。

境内に設置された古札納所へ納めることで、後日まとめてお焚き上げが行われます。

お札やお守りと一緒に正月飾りを納められる場合もありますが、ここで注意したいのが「神社は廃棄物処理施設ではない」という点です。

神社側も公式に案内している通り、受け入れ対象には明確な範囲があります。

そのため、どの神社でも無条件に引き取ってもらえるわけではありません。

具体的には、門松のようにサイズが大きい物は、古札納所では扱えないケースが多く見られます。

また、近年の正月飾りには、装飾性を高めるためにプラスチックや金属パーツが使われていることもあり、これらが多く含まれる場合は受け取りを断られることがあります。

持ち込む前に社務所の掲示や公式サイトを確認する、あるいは直接問い合わせることで、当日の持ち帰りを防ぎやすくなります。

次に、地域のどんど焼きへ持ち込む方法があります。

小正月の時期に行われるどんど焼きは、正月飾りを焚き上げる場として機能してきました。

ただし、こちらも近年は安全管理や環境配慮の観点から、受け入れ品目を限定する例が増えています。

事前告知で「可燃物のみ」「金属・プラスチック不可」といった条件が示されることが多いため、案内内容を確認したうえで準備することが大切です。

一方で、生活圏に神社がない、行事の開催日と都合が合わない、マンション住まいで保管場所が限られているなど、どうしても外部に持ち込めない事情を抱える方も少なくありません。

そのような場合は、自宅で簡易的な清めを行ったうえで、自治体のルールに従って分別・処分する方法も現実的な選択肢となります。

この方法については後半で詳しく触れますが、「選べる手段が一つしかない」と思い込まず、複数の道を知っておくことが気持ちの負担を軽くします。

正月飾りの手放し方に唯一の正解はありません。

大切なのは、地域の慣習や施設のルールを尊重しつつ、自分の生活に無理のない方法を選ぶことです。

毎年続く行事だからこそ、継続できる現実的な形を見つけておくことが、結果的に丁寧な扱いにつながります。

正月飾りのお焚き上げと処分の考え方

  • 自宅で処分する場合のやり方

  • ゴミとして捨てても大丈夫?

  • 正月飾りは使い回しても大丈夫?

  • お焚き上げできる物・できない物

  • 正月飾りのお焚き上げで大切なポイント

自宅で処分する場合のやり方

自宅で処分する場合のやり方

神社への持ち込みや地域のどんど焼きに参加できない場合でも、正月飾りは自宅で丁寧に整えたうえで処分する方法があります。

これは特別な宗教儀式を行うというより、役目を終えた飾りを雑に扱わず、気持ちの区切りをつけるための現実的な対応と考えると分かりやすいでしょう。

住環境や生活リズムの事情から、自宅処分を選ぶ人も多くなっています。

一般的によく紹介される流れは、清め・分別・個別処分を意識する方法です。

まず、正月飾りを白い紙や新聞紙の上に広げ、静かに一年の感謝を伝えます。

その後、少量の塩を全体に振りかけ、紙で包みます。

この工程は形式を厳密に守ることが目的ではなく、慌ただしく扱わない姿勢そのものが大切とされています。

包んだ後は、自治体が定める分別ルールに従って処分します。

他の生活ゴミと一緒に無造作に出すのではなく、可能であれば別の袋に入れて出すことで、気持ちの整理がつきやすくなります。

神社のお焚き上げの考え方を参考にしながらも、現代の生活に合わせて無理なく行える点が、自宅処分の特徴です。

自宅処分で気をつけたい現実的な点

自宅での処分を検討する際、特に注意したいのが焼却に関するルールです。

庭などで燃やす方法を耳にすることもありますが、多くの自治体では野外焼却が法律や条例により原則禁止、または厳しく制限されています。

これは環境保全や近隣トラブル防止を目的としたもので、個人判断で燃やす行為は避ける必要があります。

環境省も、家庭ごみを含む野外焼却は原則禁止とする方針を示しています。

また、正月飾りに使われている素材にも注意が必要です。

近年の飾りには、針金や金具、プラスチック、発泡スチロールなどの不燃物が含まれていることがあります。

これらを可燃ごみとして出すと、回収トラブルや事故につながる可能性があります。

事前に飾りを確認し、可燃部分と不燃部分を分けて処分することで、自治体ルールに沿った安全な対応がしやすくなります。

自宅処分は手軽な方法に見えますが、実際には地域のルール確認や素材の見極めが欠かせません。

伝統的な形に無理に寄せる必要はありませんが、現代の生活環境の中で無理なく、かつ納得感を持って手放せる方法を選ぶことが、新年を気持ちよく切り替えるための大切なポイントになります。

ゴミとして捨てても大丈夫?

ゴミとして捨てても大丈夫?

正月飾りを処分する場面で、「ゴミとして捨ててしまってよいのだろうか」「罰当たりにならないだろうか」と不安を覚える方は少なくありません。

正月飾りは年神様を迎えるための縁起物であり、感情的に“普通のゴミ”と同列に扱うことへ抵抗を感じやすい存在だからです。

一方で、現代の生活環境では、近くに神社がない、行事の日程と合わない、仕事や育児で時間が取れないといった理由から、どうしても神社やどんど焼きへ持ち込めないケースも現実的に多くなっています。

こうした状況を踏まえ、自治体のルールに従って分別し、適切な方法で処分すること自体が直ちに問題になるわけではない、という考え方も広く紹介されています。

実際、ごみの処理については各自治体が定める廃棄物処理の仕組みに基づいて行うことが基本であり、家庭から出る可燃物・不燃物を正しく分別して出す行為は社会的にも正当な行為です。

それでも気持ちの面で割り切れない場合は、形式にこだわりすぎず、心の整理がつく工夫を取り入れる方法があります。

たとえば、次のような対応は多くの家庭で実践されています。

  • 塩で清めてから包む

  • 他のゴミと袋を分ける

  • 可能なら早めに片付け、長期放置しない

これらは厳密な宗教的義務というよりも、「役目を終えたものを丁寧に手放す」という気持ちを形にするための作法に近いものです。

重要なのは、無理に理想形を追い求めることではなく、住環境や地域ルールを守りながら、自分自身が納得できる形で区切りをつけることだと言えます。

その意識があるだけでも、新年への気持ちの切り替えはずいぶんとスムーズになります。

正月飾りは使い回しても大丈夫?

正月飾りは使い回しても大丈夫?

正月飾りを片付ける際、「まだきれいだから来年も使ってよいのでは」と考える方もいるでしょう。

特に近年は、デザイン性が高く、価格も安くない正月飾りが増えているため、使い捨てに抵抗を感じるのは自然なことです。

ただし、伝統的な考え方では、しめ飾りや門松飾り、鏡餅の飾りなどは、年神様を迎える目印や依り代としての役目を持つため、その年限りで役目を終えるものと捉えられてきました。

このため、前年に使ったものをそのまま翌年も使うことは、神様に対して失礼に当たると考えられる場合があります。

一方で、現代の正月飾りには明確に二つの性質が混在しています。

一つは、年神様を迎える縁起物としての正月飾り、もう一つは、正月の雰囲気を演出するための季節装飾としての置物です。

後者に当たる木製やガラス製、陶器製などの飾りは、最初から繰り返し使用する前提で作られていることも多く、これらを毎年使うこと自体に大きな違和感はありません。

使い回しを考える場合は、正月期間が終わったら速やかに片付け、埃や汚れを落としたうえで、湿気や直射日光を避けて保管するなど、扱いを季節飾りに寄せることがポイントです。

逆に、しめ縄や稲わらを使った飾り、紙製の飾りなど、神事性が強く消耗しやすい物については、毎年新調するほうが気持ちの面でも整理がつきやすいでしょう。

迷ったときは、「年神様を迎えるための縁起物としての正月飾り」と「季節の置物としての装飾」を分けて考えると判断しやすくなります。

前者は毎年新しくし、後者は手入れをして翌年も使う、と整理することで、伝統への配慮と現代的な暮らしのバランスを取りやすくなります。

お焚き上げできる物・できない物

お焚き上げできる物・できない物

お焚き上げという言葉から、「神社に持って行けば何でも燃やしてもらえる」とイメージされがちですが、実際には明確な線引きがあります。

お焚き上げは儀式であり、廃棄物処理ではありません。

そのため、神社側でも受け入れ対象をはっきり示し、「何でも焼けるわけではない」と注意喚起している例が見られます。

基本的に、お焚き上げの対象となるのは「神事や年中行事に関わる物」「神様の依り代や目印として使われた物」です。

正月飾りであれば、しめ飾りや松飾り、鏡餅の飾り部分などがこれに該当します。

また、前年のお札・お守り、破魔矢、御守袋なども、役目を終えた授与品として受け入れられることが一般的です。

これらは主に紙・木・稲わらなどの可燃素材で作られており、伝統的に焚き上げが想定されてきた素材でもあります。

一方で、現代の正月飾りには装飾性を高めるため、従来は使われなかった素材が多く含まれるようになっています。

そのため、次のような物は断られやすい傾向があります。

  • 大量のプラスチック装飾や金属が多い物

  • 家庭ごみ、粗大ごみ、家電などの明確な廃棄物

  • 危険物や燃焼時に有害な煙が出やすい物

これらが制限される理由は、宗教的な考え方だけでなく、安全管理や環境配慮の観点が大きく関係しています。

実際、廃棄物の焼却については法律で厳しく管理されており、一般廃棄物を無許可で焼却する行為は原則として禁止されています。

神社で行われるお焚き上げは、あくまで神事として限定的に行われるものであり、すべての物を対象とする仕組みではありません。

そのため、素材の判断がつかない場合や、飾りが大きく複雑な場合は、持ち込む前に社務所へ確認するのが最も確実です。

事前に相談しておけば、可燃部分だけを外して持ち込む、自治体の分別ルールに従って処分する、といった代替案を案内してもらえることもあります。

持ち込み当日に「これは受け取れません」と言われてしまうと、引き取りや再処分が必要になり、かえって負担が増えてしまいます。

古札納所に入れる前のチェック

古札納所は、正月飾りやお札・お守りをまとめて納められる便利な設備ですが、万能ではありません。

多くの神社では投入口のサイズが決まっており、大きさや量に制限が設けられています。

そのため、門松のようにかさばる物や、装飾が多く分解しにくい物は受け付けてもらえない場合があります。

古札納所を利用する際は、無理に押し込まない、溢れるほど入れないといった配慮も必要です。

受け入れ可能な範囲を守ることは、神社への礼儀であると同時に、次に利用する人への配慮にもつながります。

正月飾りをお焚き上げに出す際は、「神社が引き受けてくれる物」と「自分で処分すべき物」を切り分けて考えることが、トラブルを防ぐうえで大切です。

正月飾りのお焚き上げで大切なポイント

正月飾りのお焚き上げは、正解が一つに決まっている行為ではありません。

地域の松の内や鏡開きの時期が違うように、片付けや焼納のタイミング、呼び名、受け入れの範囲もさまざまです。

それでも、迷いを減らすための軸は作れます。

  • まず地域の松の内を基準に片付け時期を決める

  • 可能ならどんど焼きや神社への返納を優先する

  • 難しい場合は、自宅で清めて分別し自治体ルールに従う

  • 受け入れ品目は現地確認し、無理に持ち込まない

要するに、無理なく続けられる方法で丁寧に手放すことが、毎年の負担を減らし、気持ちの区切りにもつながります。

  • 正月飾りは年神様を迎える目印や依り代とされる

  • しめ飾りは清めと結界の意味合いも語られている

  • お焚き上げは役目を終えた飾りを感謝して納める行為

  • 片付けは松の内を基準に考えると判断しやすい

  • 松の内は関東が1月7日まで関西が1月15日までが多い

  • 鏡開きは関東が1月11日関西は15日や20日の例がある

  • 京都の一部では鏡開きが1月4日の例も紹介される

  • どんど焼きは小正月の火祭りとして各地で行われる

  • 左義長やとんど焼きなど呼び名は地域で大きく異なる

  • 神社の古札納所は便利だが受け入れ制限がある

  • 神社は廃棄物処理場ではなく何でも焼けるわけではない

  • 自宅処分は塩で清めて包み分別して出す方法がある

  • 庭で焼く行為は自治体ルールで禁止や制限の地域が多い

  • ゴミ出しは自治体の分別に従い丁寧に扱えば進めやすい

  • お焚き上げ 正月飾りは無理なく丁寧に手放すのが鍵


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