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墓石の建立者について

2017年10月10日

静岡 伊豆の墓石屋鈴木です。

こんな質問を頂きました。墓地に行って墓石を見てみると墓石に〇〇○○建立と書いてのを見受けます。
お墓を建て(造る)誰がするものですか。
例えば父親が亡くなった時など喪主は母ですが、母が建てるのでしょうか、それとも長男ですか。それぞれの家庭で事情は異なると思いますが、いかがでしょうか。
鈴木の見解
確かに、それぞれの家の事情によって建立者の名前は異なります。なので、一概には言えません。でも、昔からの習わしによって、長男さんがおられれば、その方の御長男の名前を刻むことが多いです。
例えばご主人様が亡くなられて、その奥さんが葬式で喪主をなさったとしても、長男さんがおられればお墓には長男さんのお名前を刻むのが一般的です。
お寺の墓地にお墓が100基あったとして建立者名が女の人というお墓は少数です。
それというのも従来からの慣習で、日本では、家の当主は男性であり、しかも直系の男子がその家を継承していくという不文律のようなものがありました、誰かの死に伴う弔いなど墓の承継についても、当主である長男(男子)が司っていくという古い慣習があったからです。
墓石を建立するための費用をおかあさまが全部負担なさったとしても、石碑に刻む建立者の名前はご長男が多いです。(誰の名前を刻んでも自由ですけど)
また、女性の場合、再婚してその家を離れる可能性もあります。
しかし最近では少子化傾向に伴い一軒の家に必ず男性がいるとは限りません。女性が家を継いでいかなければならないといった事例も増加してきています。なので女性が施主になりお墓を建立し、竿石の建立者の名前も女性の名前を刻むことが多くなるかもしれません。
また、最近では後を継ぐ近親者がいない場合など個人ではお墓を造らずに、お寺などの「合祀墓」に一緒に埋葬してもらうといった事例が増えているようです。
伊豆地方では一般的に竿石の裏側に建立した年月日と〇〇〇〇建之と刻んであります。「建之」(これをたつ)という意味です。

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