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お墓の引っ越し

お墓の改葬・引越し

お墓のもともとのお墓から別のお墓へ御遺骨の埋葬地を変更することを、「お墓の改葬」「お墓の引越し」といいます。

最近では地方から都市部へなど、自分の住居に近いところにお墓の引越しを希望する人が増えてきています。改葬とは、もともとのお墓から別のお墓へ埋葬地を変更することを言います。

最近では少子化や核家族化、都市部への人口集中などなど、様々な社会的背景が要因となって、現在守っているお墓を今後どうしようかと悩みを抱えている人が多いようです。

お墓が地方にあるので、なかなかお参りに行けなくて困っている。一人っ子同士の結婚なので、奥さんの実家のお墓も考えておきたい。などの理由で、お墓を住居の近くに引っ越したいと考える人が増えているようです。

改葬の手順と手続き

改葬は次のような手順で行います。現在の墓地にある市区町村役場で「改葬許可申請書」をもらいます。(申請書をダウンロードできる自治体もあります。)

「改葬許可申請書」に必要事項を記入してから、現在の墓地管理者に埋蔵(埋葬・収蔵)の証明をもらいます。(署名と印鑑)署名捺印済の「改葬許可申請書」を提出してから、受理されると「改葬許可証」が発行されます。(申請書・許可証は遺骨1体につき1枚必要です。また、改葬先の「永代使用許可書」または「受入証明書」の提出が必要なこともあります。)

現在の墓地管理者に「改葬許可書」を見せて、遺骨を取り出します。その時に「閉眼供養」「抜魂供養」などを行います。(宗派・寺院によって法要の主旨・言い方は異なります。)そして、現在のお墓をさら地にして返還します。

続いて「改葬許可証」を改葬先の墓地管理者に提出して遺骨を埋葬します。「開眼供養」「入魂供養」などを行います。(こちらも宗派・寺院によって法要の主旨・言い方は異なります。)

自治体や地域によって手続きが異なることもありますから、事前に問い合わせをして確認しておくとよいでしょう。特に遠方の場合はミスがあると二度手間になってしまうこともあるため注意が必要です。

改葬にかかる費用

改葬する時は、新たに購入した墓地の費用のほかに、墓石店へは次のような費用を支払います。

墓石処分・区画整理費用……10万から15万円(1平方メートルあたり)(現在の墓地はさら地にして返還しなければいけません。)

遺骨の取り出し費用……4から5万円(1遺骨あたり)

納骨費用……2万から3万円(1遺骨あたり)

墓石運搬費……20万から80万円(現在の墓石を移転して改葬先でも使用する場合。移動距離や墓石の大きさなどによって異なります。)

このほかに、「埋蔵(埋葬)証明」発行手数料として、管理者へ1通につき400円から1500円支払が必要になります。また、納骨法要を行えばお布施が必要になります。それと、親戚を招いて会食をすれば会場費や料理代、引き物代がかかります。

また、新しくお墓を建てる費用に200万円くらいかかるとすると、改葬にはプラス50万から100万円くらいは余分にかかると見積もっておいたほうが良いと思います。改葬の意思決定は、承継する人の判断でできるものです。

しかし、実際は親戚間での話し合いや、今まで入っていた墓地の管理者(寺院など)との良好な関係のもと行われることが望ましいといえでしょう。たとえば、改葬先の新しい墓地も決まったところで現在の墓地があるお寺へ「改葬したいんですが?」と告げると「先祖の代から長いおつきあいをしてきたのに、今さら別の場所へ移動するなんて」と言い良い顔をしない。

そのうえ「檀家をやめるなら、離檀料として○○万円かかります」と言われることもあるようです。ですが、改葬するかどうかは個人の自由です。それゆえ、正当な理由なしに住職が拒否することはできません。

しかし、菩提寺というのは単にお墓の管理をするだけではなく、法要やお盆・お彼岸の供養など長い年月にわたって祭祀をとりおこなってきたのですから、住職の勝手な言い分と片付けられない事情もあります。

法外な離檀料の請求はいただけませんが、法事1回のお布施程度、3万~20万円程度の金額はお世話になったことへの感謝として妥当な金額とも言われています。こういったトラブルを避けるためには、改葬を考えた時点で早めに相談すると良いと思います。

どうしても改葬をしなければならなくなったこちらの事情を説明するとともに今までの御礼を伝えれば、理解を示してくれるはずです。改葬する時は、管理者である御住職の署名・捺印入りの証明書が必要となります。それゆえ、できるだけ穏便にことを運びたいものです。

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