終戦の日

静岡伊豆の墓石屋 鈴木です。

本日8月15日は終戦の日です。終戦記念日とも言います。

戦没者を追悼し平和を祈念する日であります。

姿勢を正し正午から黙とうをいたしました。

終戦の日を迎えると思い出すことがあります。

それは・・・

私が30才くらいの時だったと思います。

伊豆市熊野山墓地にあるお墓のお戒名の追加掘りをお願いされた時のことです。

この墓地は湯ヶ島の熊野山というやまの山頂にあるお墓です。

現在は井上靖先生のお墓もここにあります。

映画『わが母の記』のロケが行われた墓所でもあり、現在では自動車で山頂まで行けます。

井上先生のお墓を造る時に町(旧天城湯ヶ島町)事業で公園墓地として整備したからです。

富士山も見え日当たりもよくとても静かな良い場所です。

さて、話を戻します。

お戒名な亡くなった時の年齢を刻む墓誌には以前なくられた方の文字も彫刻されています。

そのなかで一人だけお戒名の位の高い方がいました。

亡くなられた年月日からすぐに戦没者の方だと理解できました。(戦没者の方は院号居士です。)

そしてその横には

『マーシャル諸島ブラウン島にて玉砕』『享年23才』

となっていました。

「ん!マーシャル諸島ブラウン島」どこかの墓誌にも同じ場所が刻んであったぞと思いました。

その熊野山墓地にあるほかの家のお墓にも同じ場所で玉砕した戦没者の方があったのです。

「この人たちは同じ場所でなくなっているんだ。きっと同じ部隊だったにちがいない。」

その時、背筋が寒くなる思いがしました。

お国のためだといえ行きたくもない戦争に駆り出されて戦死された方の無念さを思うと心が痛くなる思いでした。

当時の私よりもまだ若いうちになく亡くなられいてるのを見てとても切ない気持ちになりました。

この人たちの犠牲の上に今の日本があるのだと思いました。

やはり、戦争は二度と起こしてはいけないとそのとき痛感しました。

戦没者の方に感謝し今を一生懸命に生きるのが私たち生きているものの務めだと改めて感じます。

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